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タコ部屋での教育について

私のように平凡な生活を送っている者にとって、タコ部屋と聞いて思い浮かべるイメージは、予備校や学習塾のように狭い部屋で缶詰になった学生が一心不乱に勉強している風景です。
実際にはそこまで自分を追い込んで勉強した覚えはないので、何となくテレビ等でみたイメージが残っているのかも知れません。
それでも合宿のような形で受験に備えて集中的に勉強することは今でも行われていると思います。


勿論、昔のいわゆるタコ部屋ではなく、ただ一つの部屋に比較的多くの人が詰め込まれているというだけの意味ですが、いろいろな教育の世界でもタコ部屋は存在するのです。
ただ、実際には勉強している学生が部屋状態というより、むしろ塾や予備校の先生・講師・スタッフがタコ部屋状態になることが多いようです。


現在の少子高齢化のなか、学生はお客様でその待遇が悪いはずがありません。
逆に経費節減のために、合宿などはスタッフ側の宿泊場所の方こそタコ部屋状態になることが多いようです。部屋で寝る場所がなく廊下で寝ているスタッフもいる位だそうです。


合宿期間中は寝られる時間も数時間ほどしか無いのに、目覚ましの音で寝ることも出来ず、体調を崩すスタッフも少なくありません。
一生懸命勉強を頑張っている塾や予備校の舞台裏ではまさかのタコ部屋が現在も息づいているのです。
不思議なことに、教わっている方の学生にはタコ部屋だと言う意識と言いますか、生活環境には余りそのような感想は無いようです。やはり目の前の目標に向かって集中しているのでしょう。


何年かしてふと気が付いたら、あの時勉強したのはタコ部屋だったなーと想い出すことがあるのかも知れません。タコ部屋もここではいい思い出になるのかも知れません。

教育とはちょっと違いますが、資格、特に自動車の普通免許を短期集中でとる合宿免許があることは皆さんご存知だと思います。
自分も合宿免許で自動車免許を取りました、と言う人も少なくないでしょう。


そんな合宿免許も昔はタコ部屋合宿だったようです。20数年前とかの合宿免許では一部屋で8−10人が寝起きするという状態でした。
それでも皆二十歳前後の若い人ばかりなので、そんなタコ部屋でも楽しかった印象が残ってるようで、知らない人と地元や環境が違ういろいろな話をしたり外国人の学生もいたりと、いい経験だったそうです。


最も、一応試験があるので先に進めなかった人は延長料金が掛かったり早く卒業して合宿から去っていく人もいたりと、塾や予備校同様、そこには人生の縮図もあったようです。


今どきの合宿免許はそんなタコ部屋に印象など全くなく、宿泊の部屋も綺麗で一部屋1-2人で食事も美味しく、女性も多く、それに何と言っても塾や予備校に比べて、皆んな自由な気分で参加してることから、いろいろな出会いもあるようです。そこにはタコ部屋などのイメージは微塵もありません。